週末旅行にぴったりのラパス!
ボリビアの天空都市であるラパスは、
古代文明の遺跡や絶景スポットが満載です。
標高3,600mの高地都市ならではの体験は、忘れられない思い出となるでしょう。
この記事では、週末でラパスを満喫するためのとっておきのプランと、
知っておくと便利な情報をまとめてご紹介します。
ラパスの魅力
- 世界遺産ティワナク遺跡:プレ・インカ時代の神秘に触れることができます。
- 月の谷:まるで月面のような不思議な景観が広がります。
- ケーブルカーからの絶景:アンデス山脈の雄大な景色を一望できます。
- 魔女市場:独特の文化に触れることができます。
- 美味しいグルメ:サルテーニャやチャイロなど、ボリビア料理を堪能しましょう。
この記事でわかること
- ラパスのおすすめモデルコース(半日、1日、2日)
- 古代文明や絶景を満喫できる観光スポット
- グルメやお土産情報
- 旅行前の準備(ビザ、通貨、持ち物など)
- 交通手段やインターネット環境など、知っておくと便利な情報
旅行前の準備
最適な季節と気候
ラパスは標高が高いため、年間を通して涼しい気候です。乾季(5月~10月)は天候が安定し、観光に最適です。この時期は日中は晴れて暖かく、夜は冷え込みます。雨季(11月~4月)は雨が多く、湿度も高くなります。旅行の際は重ね着できる服装をご用意ください。
ビザとパスポート
日本国籍の方は、観光目的で90日以内の滞在であればビザは不要です。ただし、パスポートの残存有効期限は入国時6ヶ月以上必要です。 最新の情報は外務省のウェブサイトなどでご確認ください。
現地通貨
ボリビアの通貨はボリビアーノ(BOB)です。USドルも広く受け入れられています。クレジットカードは主要都市で使用可能ですが、小さなお店や市場では現金が必要な場合が多いです。事前に両換しておくと便利です。
健康と安全
ラパスは標高が高い都市です。高山病に注意し、到着後は激しい運動を避け、ゆっくりと体を慣らしましょう。また、水道水は飲めないので、ミネラルウォーターを飲んでください。治安には十分注意し、夜間の外出は控えましょう。旅行保険への加入も推奨します。
持ち物リスト
- パスポート(残存有効期限6ヶ月以上)
- 航空券(Eチケットも可)
- ビザ(必要な場合)
- 現金(ボリビアーノとUSドル)
- クレジットカード
- 変換プラグ
- 常備薬
- 高山病対策の薬
- 日焼け止め
- サングラス
- 帽子
- 重ね着できる服装
- 歩きやすい靴
- 雨具
- 水筒
おすすめモデルコース:ラパス, ボリビア
半日コース:旧市街散策と魔女市場体験 (約4時間)
ラパスに到着して時間が限られている場合におすすめなのが、この半日コースです。街の中心部、ムリリョ広場からスタートし、大統領府や国会議事堂などの歴史的建造物を見学します。その後、サンフランシスコ教会を訪れ、その美しいコロニアル建築を堪能しましょう。徒歩で散策しながら、路地裏に隠れたカフェでボリビアコーヒーを楽しむのもおすすめです。
続いて、魔女市場へ。乾燥したラマの胎児や不思議な薬草など、独特な品々が並ぶ光景はまさに神秘的。お土産探しにも最適です。所要時間は約4時間、費用は交通費を除き、カフェでの休憩などを含めて50ボリビアーノ程度です。
1日コース:月の谷とケーブルカー体験 (約8時間)
ラパス近郊の月の谷は、まるで月面のような独特の地形が広がる絶景スポット。市内中心部からタクシーで約1時間(片道約50ボリビアーノ)でアクセスできます。風化した奇岩群の間を散策し、地球とは思えない風景を写真に収めましょう。所要時間は約2〜3時間です。
午後は、ラパスの近代的な交通システム、ケーブルカーを体験。空中散歩を楽しみながら、街の景色を一望できます。特に夕暮れ時は、オレンジ色に染まるアンデス山脈が美しく、おすすめです。ケーブルカーの料金は路線によって異なりますが、1回3ボリビアーノ程度です。夕食は、ケーブルカーでアクセスできる高台のレストランで、夜景を眺めながら楽しむのがおすすめです。1日の費用は、交通費、食事などを含めて約150ボリビアーノです。
2日コース:ティワナク遺跡探訪と高原湖ティティカカ湖畔の街コパカバーナ (約16時間)
1日目は、ティワナク遺跡へ。ラパスからバスで約2時間(片道約20ボリビアーノ)、プレ・インカ時代の神秘的な遺跡です。巨大な石像や精巧な彫刻を間近で見学し、古代文明に思いを馳せましょう。遺跡の見学には約3〜4時間かかります。昼食は、遺跡近くのレストランで地元料理を味わうのがおすすめです。
2日目は、早朝にバスでコパカバーナへ移動(約4時間、片道約30ボリビアーノ)。ティティカカ湖畔の美しい街です。湖上をボートで遊覧したり、太陽の島を訪れたり、神秘的な体験ができます。標高が高いので、高山病に注意しながら、ゆっくりと過ごしましょう。コパカバーナには、湖の幸を使った美味しいレストランもたくさんあります。2日間の費用は、交通費、宿泊費、食事などを含めて約300ボリビアーノです。
少し変わった体験:ラパス, ボリビア
1. コラ市場での魔女術体験
ラパスの魔女市場(Mercado de las Brujas)は、一見の価値ありです。
乾燥ラマの胎児、カラフルなポーション、幸運のお守りなど、奇妙で神秘的なアイテムが所狭しと並んでいます。
地元のシャーマン(ヤティリ)に会い、コカの葉を使った占い体験もできます。
値段交渉は必須ですが、忘れられない体験となるでしょう。特に週末旅行で訪れるなら、一味違った神秘的な体験になること間違いなしです。
予約方法:予約は不要。市場を散策し、気になるシャーマンに直接交渉してください。
参加費用:占いなどのサービスによって異なりますが、数ボリビアーノから数十ボリビアーノ程度です。
2. チョリータレスリング観戦
ボリビアの伝統的な衣装を着た女性レスラー「チョリータ」による、迫力満点のプロレスショー。週末旅行の夜を盛り上げるのに最適なエンターテイメントです。
会場は熱狂的な観客で埋め尽くされ、独特の雰囲気の中で繰り広げられる試合は、忘れられない思い出になるでしょう。
エル・アルト地区で開催されることが多いので、ラパス中心部からのアクセス方法も事前に確認しておきましょう。
神秘的な雰囲気とはまた違った、ボリビアの文化に触れることができる貴重な機会です。
予約方法:旅行代理店やホテルで予約可能です。当日券も販売されていますが、満席になる場合もあるので事前予約がおすすめです。
参加費用:50ボリビアーノ程度
3. ワイナ・ポトシでの早朝登山
ラパスを見下ろすワイナ・ポトシ山(6,088m)は、世界で最も高い場所にあるスキーリゾートとしても知られています。
多くの観光客は日中に訪れますが、早朝に登れば、静寂に包まれた山頂から、息を呑むようなご来光を拝むことができます。
高山病対策は必須ですが、週末旅行の中で特別な体験となるでしょう。
ただし、シュノーケリングのようなアクティビティとは異なるため、体力に自信のある方におすすめです。
予約方法:現地のツアー会社で予約可能です。
参加費用:ツアー内容によって異なりますが、100ボリビアーノ程度から。
グルメとお土産:ラパス, ボリビア
絶対に外せないラパスグルメ
標高の高いラパスならではの食文化に触れてみましょう。強烈な日差しと冷涼な空気の中で、温かい料理が五臓六腑に染み渡ります。
- サルテーニャ:ボリビアの国民食とも言える、肉や野菜の入ったスパイシーな焼き菓子。お昼前には売り切れる店も多いので、朝食として早めの時間に試してみてください。Paceña社のビールとの相性も抜群です。おすすめの店は、Mercado Lanza周辺の屋台や、人気店の”Salteñas Potosinas”です。
- ピカンテ・デ・ポジョ:スパイシーな鶏肉の煮込み料理。じゃがいもやご飯と一緒に食べます。ボリューム満点で体も温まります。地元の人々に愛されているレストラン”Comedor Popular”で本格的な味を堪能できます。
- チャイロ:朝食の定番。揚げパンに砂糖をまぶし、濃厚なホットチョコレートに浸して食べます。甘党にはたまらない一品。街中のカフェやパン屋さんで手軽に楽しめます。特に”Alexander Coffee”のチャイロはおすすめです。
おすすめレストラン&屋台
ローカルな雰囲気を味わいたいなら、市場や屋台がおすすめです。リーズナブルに本格的なボリビア料理を楽しめます。
- Mercado Lanza:活気あふれる市場で、サルテーニャをはじめとする様々な屋台料理が楽しめます。値段交渉も醍醐味の一つです。
- Mercado Rodriguez:地元の人々で賑わう市場。新鮮な食材やローカルフードが豊富です。ディープなラパスを体験したい方におすすめです。
- Gustu:世界的に有名な高級レストラン。ボリビアの食材を活かした革新的な料理を味わえます。特別な日のディナーに最適です。
人気のお土産
ラパス旅行の思い出に、ユニークなお土産を探してみましょう。
- アルパカ製品:セーター、マフラー、手袋など、保温性に優れたアルパカ製品は定番のお土産。Mercado de las Brujas(魔女市場)で様々な種類が売られています。値切り交渉も忘れずに。
- 民芸品:カラフルな織物、木彫りの人形、仮面など、ボリビアの伝統文化を感じさせる民芸品は、インテリアにも最適です。Calle Sagarnaga周辺の土産物店で探すことができます。
- ボリビアコーヒー:高地で栽培されたボリビアコーヒーは、香り高く深い味わいが特徴です。スーパーマーケットや専門店で購入できます。お土産としてだけでなく、自分へのご褒美にもおすすめです。
知っておくと便利な情報
現地での交通手段
ラパス市内はミニバスやタクシーが主な交通手段です。ミニバスは非常にリーズナブルで、路線も網羅されていますが、非常に混雑していることが多いです。料金は行き先によって異なりますが、数ボリビアーノ(BOB)で乗車できます。タクシーはミニバスよりも割高ですが、快適に移動できます。乗車前に料金交渉することをお勧めします。また、近年では配車アプリの利用も普及しています。
さらに、ロープウェイ(テレフェリコ)も主要な交通手段として利用されています。高低差のあるラパス市内を効率的に移動でき、景色を楽しむこともできます。路線図をよく確認し、目的の路線を選びましょう。
インターネット環境
ラパスでは、比較的容易にインターネットにアクセスできます。カフェやレストランでは無料Wi-Fiを提供しているところが多くあります。また、プリペイドSIMカードも空港や街中の携帯電話ショップで購入可能です。Entel、Tigo、Vivaなどの通信事業者がサービスを提供しています。パスポートを提示すれば、比較的簡単に購入できます。
言語
公用語はスペイン語です。英語は観光地では通じる場合もありますが、スペイン語の挨拶を覚えておくとコミュニケーションが円滑になります。「Hola(こんにちは)」、「Gracias(ありがとう)」、「Por favor(お願いします)」などの基本的なフレーズだけでも覚えておきましょう。
チップ文化
レストランでは、料金の10%程度のチップを渡すのが一般的です。タクシーでは、基本的にチップは不要です。ただし、荷物を運んでもらった場合などは、少額のチップを渡すと喜ばれます。
緊急時の連絡先
警察:110
救急車:165
在ボリビア日本国大使館の電話番号【(2)241-9110】も控えておくと安心です。緊急時には、落ち着いてこれらの番号に連絡しましょう。